
2014年1月20日月曜日
2014年1月10日金曜日
暖簾 制作レポート
暖簾の制作過程を見学するため、文字堂さんに行ってきました。
学生を連れて行きたかったのですが、残念ながら授業が重なり、
私一人での訪問です。
「KUWADATE-HAKODATE」の日除暖簾はもう縫製まで終わっていました。
今日の訪問のメインイベントは、イカスミ染めの見学でした。
弥生基地の正式シンボル(当面)の暖簾は、烏賊墨染めで制作します。
「染め」とはいうものの、実際はシルクスクリーン印刷です。
烏賊墨を染料に使う研究はずいぶん前からされていたそうです。
安定して染料(というより顔料に近いそうです)として利用できるようになったのは
最近になってからとのこと。
シルクスクリーン印刷の版の制作です。
まず図版はネガ状態の実寸フィルムに起します。
今回は暖簾の地色を烏賊墨色にするので、フィルムは背景が真っ黒です。
ここは暗室、製版用の装置です。感光材を塗った版をフィルムと一緒にこの装置にはさみ、
感光材とフィルムをバキュームで密着させた上で、左の照明器具で感光させます。
光の当たった部分の感光材だけが硬化してシルクに密着し、感光していない部分は
感光材を洗い落とすことで版ができ上がります。
でき上がった版がこちら。
粉末状の烏賊墨を溶剤を加えてインク状にします。
暖簾用の布をセットして・・・
版をセットし・・・
版の上にインクを盛って・・・
スキージをつかって、ギュギュッとインクを押さえつけながら刷ります。
版がでかいので、二人がかり。3回刷りでした。
刷り上がり!
今回はここまで。
乾いたら、熱を加えて色を定着させるそうです。
その後、縫製し、竿に差してでき上がり。完成が楽しみです。
学生を連れて行きたかったのですが、残念ながら授業が重なり、
私一人での訪問です。

今日の訪問のメインイベントは、イカスミ染めの見学でした。
弥生基地の正式シンボル(当面)の暖簾は、烏賊墨染めで制作します。
「染め」とはいうものの、実際はシルクスクリーン印刷です。
烏賊墨を染料に使う研究はずいぶん前からされていたそうです。
安定して染料(というより顔料に近いそうです)として利用できるようになったのは
最近になってからとのこと。

まず図版はネガ状態の実寸フィルムに起します。
今回は暖簾の地色を烏賊墨色にするので、フィルムは背景が真っ黒です。

感光材とフィルムをバキュームで密着させた上で、左の照明器具で感光させます。
光の当たった部分の感光材だけが硬化してシルクに密着し、感光していない部分は
感光材を洗い落とすことで版ができ上がります。






版がでかいので、二人がかり。3回刷りでした。


乾いたら、熱を加えて色を定着させるそうです。
その後、縫製し、竿に差してでき上がり。完成が楽しみです。
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